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改造についての注意点

最近トレーラーの改造の話をよく耳にしますが、改造には次のことを注意してください。

欧州のトレーラーは当社の製品に限らず、全てのトレーラーの作り方が同じ様でそれは家具や窓、ドア等を固定する為のビスを打つ箇所にはビス受けの為の柱や補強が入っていますがその箇所以外は壁の内側は断熱剤だけですのでビスを打っても効きません。内壁と外壁が断熱材とビス受け等の補強部分を内側に入れてサンドイッチにした面を作り、それぞれの面と内側の家具等で全体の強度を作りだしている構造です。その為やたらにビスをうっても効かない箇所が多いので注意が必要です。

また、外壁にも同じことが言え、外壁のアルミ板部分にビスを打っても内側にビス受けが入っていないとビスを打った部分が移動中の振動等でアルミ板のビス穴が広がりそこから雨漏れの原因を作ってしまいますので注意してください。

何にしても欧州製のトレーラーの改造はあまりお勧め出来ません。

安全点検していますか?フロントジャッキ(ジョッキホイール)の落下防止のために

フロントジャッキ(ジョッキホイール)を走行時に持ち上げて固定する為のホルダー(ストッパー)のL字のボルト溝の部分に使用している間に削られた鉄粉が付着して、ボルトを締め付けたつもりが完全に閉まっていない為に走行中の振動で緩み、下がって来て道路に接触して車輪を破損するケースがあります。その防止には時々ボルトを外して潤滑剤でボルトとナットになる本体の部分を洗浄してから、グリスを少量塗るようにしてください。一度点検してみてください。
L字のボルトが緩んでしまった為にフロントジャッキが落下してしまう場合だけでなく、ジャッキハンドルを上方いっぱいまで巻き上げないで走行した場合、走行中の振動や、風の影響でジャッキハンドルが勝手に回転し、落下してしまうことがあります。 最終確認としまして、ジャッキハンドルを上まできちんと収納し閉めこんでください。

出発前には ホイールのハブボルトの緩み締め付け点検をして下さい

トレーラーの走行前にはタイヤ、ホイールを止めているハブボルトの緩み、締め付け点検を必ずして下さい。 自動車のナット式と違い、ボルト式の為に緩んでいても分かりづらい場合がありますから付属のLレンチで締め付け確認をしてから出発してください。

けん引車両への注意 足回りを硬めにしないで下さい

足回りのショックアブソーバーなどを替えて硬くすると走行中のショック等の逃げ道がなくなり、トレーラーの先端、ヒッチカプラ周辺やフレームが破損する事が有りますので注意して下さい。

通常欧州では、殆んどのけん引車が乗用車の為スプリングが柔らかく、それにより連結部の衝撃等を自然に逃がしますが、硬いと逃がすところがなくトレーラーの連結部付近又はけん引車のヒッチレシーバーの取付け部分(モノコック車の場合)を破損される恐れがあります。

特に運搬用トラック車両によるけん引は当然としてスプリングも硬い為にショックの逃げ場が有りませんので運転に充分注意して慎重な運転を心掛けて下さい。

出来ればけん引車両に運搬用トラックを選ばない事をお勧めします。

最近よく、トレーラーにかなりの重量になる荷物を積んで、走行しているお話を聞きますが、その重量の負担が、連結部分に掛かって来ることを承知していますか。

本来、トラベルトレーラーには積載量は有りません。給水タンクの水も現地で給水するか、出来るだけ近くまで行ってから、GSスタンド等で給水することを、お勧めします。

どうしても荷物を積まなければいけない時には、車軸を中心に均等に積むようにしましょう。

そして、、、

走行出発時には、連結部分のヒッチレシーバー及びヒッチカプラ周辺のボルトの緩み、ガタ、溶接部分の亀裂、破損、変形等をチェックしてから、出発しましょう。

フレーム取り付け部分のボルトのゆるみ、ガタの点検・両サイドのボルトの点検、溶接部分の確認安全と安心の為にお出かけ前には必ず安全点検してから出発して下さい。

そして、、、くれぐれもスピードの出しすぎにはご注意ください!!

楽しいトレーラーライフを!!

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